※「テリファー」「あのこは貴族」の若干のネタバレを含みます。
ネットニュースを見ていたら「テリファー」の記事が出てきたので、ちょうどアマプラで配信されているということで観てみました。
流し見していた私にも原因があるとはいえ今いちハマらず、ゴア表現は確かに迫力があるのだがテンポが遅い、ストーリーもあるようなないような中途半端なところを行っているように感じる。中盤まで見て、このまま最後まで見ても「テリファーを見た」というトロフィー（PSのやつ）が手に入るだけだなと思ったので途中で見るのをやめてしまいました。主人公？ が変わっていくのはやり方として面白いなと思ったので、機会があればまた見直そうかな。最後まで観た人いたら感想を聞かせてください。身近で観てそうな人に心当たりがある。
あと「あのこは貴族」観ました。東京には遊びに行ったことしかなく、政令指定都市（の隣のベッドタウン）から中核市に引っ越した私にはピンと来ないのでは？ と思っていたけど、描写が丁寧でけっこう刺さるところがありました。
正座で和室に入っていくところがすごく分かりやすくて怖かった。お正月に家族でホテルに集まってコース料理を食べるというところからして衝撃ではあるんだけど、正座和室のシーンは、そんな作法知らないよ！ 聞いたことあるような気もするけどへりを踏まないぐらいしか意識したことがないよ！ しかも、そんな礼儀作法を当たり前にこなせるにも関わらずさらに上流階級の振る舞いが出現して、何もかもが私の知らない世界で怖かったです。日本も階級社会でその階級の中にもさらに細かい階級があって、自分から見て上過ぎると嫌味すら感じられない、その格差があまりにも大きいことを見せつけられた。
水原希子も門脇麦もいいキャスティングだと思いました。かなり田舎（しかしよくある田舎）から慶應義塾大学に進学できる運の良さはあったが自分の実力と関係ない要因で卒業に至らず、それでも静かに力強く生きる姿が眩しかった。ともすれば、華子が自分と乖離しすぎてつまらなくなる可能性もあったところを、水原希子のパワフルさによって華子に共感できるというのがこの映画を楽しめた一番の要因かなと思います。
記事タイトルをAI生成に任せたら「水原希子＆門脇麦の共演が見どころ！階級社会を描く「テリファー」に感動 #水原希子 #門脇麦」というのが出てきました。面白いな。
次は「ヴィーガンズ・ハム」観る。
