サブカル酩酊アラサー

「波よ聞いてくれ」の最新刊を読みました。最新巻？ 最新刊？
野球ネタ増えてきてるけどウケるのか？ と思う自分が嫌でしょうがないんですよ。近年のプロ野球のファン人口はともかく「ソフトバンク周東の盗塁は分かっていても止められない」というネタは分かる人それなりにいるし、アフタヌーンの購読者層なら周東佑京の成績ぐらい調べる人多いだろうし、駆け出し作家ならまだしも沙村広明は多少ウケようが滑ろうがそんなに痛手はないので私ごときが心配する必要はない。倫理的にヤバいこと書いてたら作家人生を断ちかねないのでめちゃくちゃ心配しますが、沙村広明の倫理観のことはかなり信用しているのでそこはあんまり不安に思ってない。

最近推している若手芸人の営業を見に行った時に「ウケろ……ウケてくれ……」とおそらく本人達以上に緊張していた時も似たようなことを思いました。私は面倒くさいオタクだ、バンギャなら最前列でお腹にアザ作ってるタイプだ……と。
しかし彼らは本当に若手の駆け出しでめっちゃ面白いのにあとひと押し売れない、しかも学歴もあり器用なので他の道で食って行こうと思えばおそらく食って行けてしまうので早く芸人として爆売れしてほしいと思っています。

「私は面倒くさいオタクだ」と考えていること自体が自意識過剰なんですね、もはや。一度「面倒くさいオタク」という性質を手に入れてしまったらそれはもう手放しようがないのに。中二病は不治の病と聞くし。ていうか自意識がない状態って何？ 悟り？

いつか若者相手にこういう内容を管巻きはじめたら私は本当に若者ではなくなるんだろうな。若者でなくてもいいけど面倒くさいオタクをやめたい。
というようなことを思っている人は沙村広明作品好きだと思うので読んだ方がいいですよ。

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