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実写版『リトル・マーメイド』いい評判をたくさん聞いたので見てきました。時間の都合で吹替版です。
めっちゃ良かった！！！！！！！！！！！
主にキャスティングで話題になっていたのをきっかけに実写版を作っているということを知り、子どもの頃にアニメ版のVHSを見ていたぐらいで特別な思い入れがなかった私は、レイシストかわいそう……時代に合ったコンテンツを楽しめないなんて……ぐらいに思っていたのですが、アリエルが黒人であること以上にキャストの人種に問題があるという記事*1（URLを見失ってしまった……見つけたら貼ります）を読んで、さらにその問題をクリアしているという評判を聞いて、気になったので見てきました。
映画が始まるまですっかり忘れていたんですが、私は海が好きでミュージカルが好きなので、実写版リトル・マーメイドは好きに決まっているのでした！
決まっているのですが、素直に楽しめたのも歴史的事実に配慮した脚本と演出だったからなのかもしれません。考え事をせずに楽しめたのは、制作側がいっぱい考えてくれたおかげ。
話を戻しますが、海が好き、特に水族館とかダイビングが好きな人は絶対見た方がいいよ！ 実物と同等とまでは行かないかもしれませんけれど、とても美しいしCGだからこその色鮮やかさと没入感が素晴らしい。可能ならぜひ4DXで見てほしい*2。
冒頭の海の美しさでぶわっと涙が出て「ま、使わんやろうけど」と思って膝に置いたハンカチが半分濡れ、圧倒されているうちにアリエル登場。
いやいやいや、もうこんなん私の記憶にあるアリエルそのまんまの、好奇心でいっぱいの瞳の、アリエルじゃん！！！
単にハリー・ベイリーが私の好みにストライクだった可能性はそりゃ否めないけど、めっちゃくちゃかわいい！ 出てきた瞬間にもう圧倒的アリエル。アリエル登場までが長く感じたけど、必要な長さだな～と思うくらい演出も良かった。アリエルくるよくるよ！ という期待を最大まで高めてくれて、かつその期待をぐんと上回るかわいいアリエル。これだけでもう「見に来てよかった」と思いました。
パート・オブ・ユア・ワールドの歌詞はたぶんアニメ版と変わってないかほぼ一緒ですよね？ それだけに、アニメ版には（たぶん）なかったダンスのシーンがあったのが嬉しかった。泣いた。見たいって言ってたもんね！！（涙）
時間の都合とアニメ版は吹替しか見たことないのもあって、吹替版で見たのですが、アリエルの声をアニメ版に寄せてたのは懐かしくて良かったです。歌声はアリエルの大切なアイデンティティだもんね。確かにここは記憶にあるままでいてほしかったかもなというところでした。
ハリー・ベイリーがめちゃくちゃ歌うまという評判も聞いたので、できたら原語版も見たいね。
アンダー・ザ・シーの曲調と映像がぴったりだったのも良かったね！ ダンスのシーンもだけど、スティールパンの音色と映像の鮮やかさがぴったり。これがまた海の映像として見るのにも楽しいし*3。人魚の衣装を着て写真を撮る、というのがちょっと前に流行っていたけど、あれに憧れた人がこの映像を見たら感極まってしまうんじゃないだろうか。
「アンダー・ザ・シーは陸のアンチ曲」って言われてたのは笑ってしまった。せっかく作中で和解したのに陸のアンチ曲で終わる映画。
カニすぎるセバスチャン、魚すぎるフランダー、鳥すぎるスカットル（しかもキャラ改変あり）は見ているうちに慣れるので大丈夫。むしろフランダーなんてかわいらしく見えてくるし、スカットルのキャラは私はこっちの方が好きだな。
残念だったのはお姉ちゃんズの歌がなかったことだな～アニメ版でも舞台版でも好きだったので……今作のお姉ちゃん達なんか特にビジュアル最高だったので……ディレクターズ・カットにあってほしい。
アリエルかわゆし、歌よし、ダンスよし、キャラよし、ストーリーよし。エリック王子の歌は新曲ですかね？ アリエルの陸への憧れとの対比も感じられて良かったな。
結局はアリエル可愛いにつきますね。話題のなり方がなり方だっただけにわざとらしく聞こえるかもしれないけど、かわいかったんよ……ほんとうに……
リトル・マーメイド全然関係ないけど、わたくしただ今親バカ道爆進中なので、実は一番最初のシンデレラ城でもう泣いたんですよね。子どもがいつかこういうのに憧れたら連れて行ってあげて喜んでくれたら嬉しいな～と思って、喜ぶ姿を勝手に想像して泣いていました。バカすぎる。
